開催概要

日時 2025年2月22日 (土),23日 (日)
会場 小樽商科大学 札幌サテライト
(札幌市中央区北5条西5丁目7番地 sapporo55ビル 3階)
参加費 発表/聴講:2,500円

参加申込み

参加を希望される方は,技術交流会への参加の有無を含めて,実行委員長 中村までメールにてご連絡ください.

講演申込み・参加申込みは締め切りました.たくさんの申込みをいただき,ありがとうございます.

プログラム

プログラムは変更になる場合があります.発表者の方は「研究発表に関して」も併せてご確認ください.

日程 時間 セッション
1日目 2/22 (Sat) 9:25–17:45 口頭発表
19:00–21:00 技術交流会@サントリーズガーデン昊
2日目 2/23 (Sun) 10:00–11:00 特別講演:小樽商科大学 加地 太一 教授
「メタヒューリスティクスに対する確率的解析と極値統計的アプローチ」
11:00–11:20 口頭発表

詳細プログラム: Program_v2.pdf (最終更新: 2025/2/14)

特別講演

メタヒューリスティクスに対する確率的解析と極値統計的アプローチ

加地 太一 教授(小樽商科大学 商学部)

組合せ最適化問題は,スケジューリング問題,配置問題など様々な意思決定問題で利用されている.これらの問題を解くための手法としてメタヒューリスティクスと呼ばれる一群の近似解法がある.そしてメタヒューリスティクスが経験的に良い解を導き出すことは多くの研究でも示されている.しかし,“なぜ,メタヒューリスティクスが良い解を導き出してくれるのか?” は一つの謎でもある.そこで本研究では,組合せ最適化問題の解空間および解の探索過程を数理的にモデル化し,解の探索の基板となる近傍の特性を明らかにする.さらに,極値統計学の考えに基づき,容易な方法で近傍の最小値を推定するアプローチを示す.極値統計学は,極端な現象,すなわち,母集団分布の端(裾)に対する推測を行うことを対象とし,災害における極端な自然現象や,ファイナンスなどでのリスク評価のために応用される統計手法である.この考えを用い,近傍集合の分布の端(裾)における値を推定し,近傍の最小値に関して論ずる.それによりメタヒューリスティクスを理論的(数理的)に解析し,その能力の謎を解き明かすことを目指す.

技術交流会

日時 2025年2月22日 (土) 19:00–21:00
会場 サントリーズガーデン昊 (札幌市中央区南5条西2丁目1-14 オークラビル 3階)
参加費 学生: 4,000円,社会人: 6,000円

技術交流会へ参加を希望される方は,参加申込み時にその旨をお伝えください.

研究発表に関して

会場に関する注意事項

少数の実行委員にて運営を行っております.皆様のご協力をお願いいたします.

受賞

本シンポジウムでは2009年より優秀講演者を表彰しております.受賞者には賞状と副賞を進呈いたします.今年度は計28件の発表の中から,審査員が忖度なしに特に興味深く,かつ,優秀であると判断した以下の3件を選定いたしました.

古川賞 (最優秀プレゼンテーション賞)

野呂田 遼 (北海道情報大学): ChatGPTによる独居高齢者向け見守り機能を有するコミュニケーションシステムの開発

優秀プレゼンテーション賞

相原 伸平 (国立スポーツ科学センター): Wheel Vision: AIを活用した車いすスポーツのトラッキング技術

研究奨励賞

今野 嘉乃 (山形大学): 螺旋構造に触発された生体模倣ロボットの可食化 ―超音波・光演出による味覚誘導―

主催 北海道複雑系工学研究会
共催 精密工学会北海道支部
幹事 川上 敬 (北海道科学大学)
実行委員長 中村 啓太 (札幌大学)